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さくらんぼ会

Vol.216 婚活の現状

婚活の現状

 世界中の中で日本は、成人した子どもが親と同居する家庭の多い「パラサイト大国」です。パラサイトが多い大きな理由のひとつには長引く不況があります。職種によって順調に伸びてる所もあります。男性の場合、特に非正規社員には親と同居する人が多くなっています。(女性は正規・非正規で差がありません)。

 ただし、不況なのは日本だけではありません。日本にだけこんなにパラサイトが多いのには、文化的な要因もあるのでしょう。

 例えばアメリカなどでは、子どもが18歳になったら家を出て、独立するのが常識です。そうすると収入が少なくて苦しいので、「一口では食えないけれど二口なら食える」ということで、結婚に至るカップルも多いようです。ところが日本ではそうはなりません。親が手を差し伸べてくれるからです。「一口では食えないから、家を出るのはやめよう」ということになるのです。しかしパラサイトには、結婚を遠ざける原因がいくつもあります。

・生活レベルを落とせなくなってしまう。
・さびしいと感じることがない。
・世話を焼いてくれる人がいる。

 「パラサイトは負け犬の温床」と言われる所以です。厚生労働省の調査でも、男女ともに、親と同居の人よりひとり暮らしの人の方が結婚している確率が高いと分かっています。その理由としては、まずひとり暮らしだと自由度が高いので、交際するときにも進展の度合いが早いということがあります。

 しかしながら、親と一緒にいる暮らしは居心地がいいものです。長いこと生まれ育った環境で、家事はお母さんがしてくれて、自分は仕事だけをしていればいい。こんなに生ぬるい状況に慣れてしまうと男女ともになかなか外に出る気にはなれません。

パラサイトの弊害

・男子は、家事ができなくて女性に敬遠されるようになる。
・男性は、母親のような妻を求めるようになる。
・女性は、父親のような夫を求め経済的に依存しようとする。

 このようなパラサイト体質が見えてしまうと、相手に敬遠されることになります。何より親御さん自身が、「子供がいると寂しくないから」と、お子さんから離れなくなってしまうのです。夫と二人で毎日顔を合わせているよりも、子供と一緒に買い物に行ったりするのが楽しいというお母さんもいます。こうして同居が長くなればなるほど両親も体が弱くなってますますお子さんに頼るようになります。財産がたっぷりあるという状況でない限り、こうしたパラサイト親子の行く末は、決して楽観視できるものではありません。すでに今で親の年金に頼って暮らしている方が大勢おり、行く末が心配です。

ネット婚静かに増加

偏見恐れ、秘密の場合も

 婚活サイトで出会い結婚するカップルが静かに増えているようだ。会費は月額数千円で、身分証明書を提示し、詳細なプロフィールを記載して入会。だが、出会い系サイトなどの暗いイメージが先に広まったため偏見を恐れ、事実を秘密にするカップルも多いようだ。

 婚活サイトは、どれも、交際を始めると退会となるところが多いようである。実際に結婚した人の数はつかみようがないが、すそ野が広がっていることは確かだ。身近な人にも何人かはいる。そろって『友人を介して会った』という。友人が少ないにもかかわらず、名古屋、大阪、遠くは隠岐島??からお嫁さんは来ている。実際は婚活サイトで知りあった二人でした。「親の世代はネット婚に対する抵抗感が根強い」 がその理由。「墓場まで持っていく二人だけの秘密にするつもり。親を安心させるためには作り話も必要です」と割り切っている。

事実婚 新しい愛の形

 婚姻届ではなく、個人の愛情の結び付きによって成り立つ事実婚。価値観が多様化する現代ににふさわしい自由な犒觝″を勧める「事実婚新しい愛の形」 を、作家の故渡辺淳一さんが書いていた「家同士の結び付きを重んじる法律婚よりも、二人の気持ちを優先できる形があって欲しかった」。 渡辺さんが現行の法律婚に問題を感じたのは、都会に住む独身男性が結婚したがらなくなっていることを知ったのがきっかけだったという。

 相手の実家との付き合い、自由になる金の減少・・・。彼らは 『経済的にも精神的にも、今の結婚制度は負担が大きい』 と言うんです。

 ただでさえ少子高齢化が進む日本。 「男女が一緒になり、子どもをつくらなければ、国が崩れます」。そんな危機感から、本書では新たな選択肢として事実婚を提案。子どもが非摘出子となるなどのデメリットも紹介しながら、経験者との対話や海外の例も交えて現状を伝えている。その対象は若者にとどまらず、高齢者もぜひ事実婚をと勧めている。「弾力性のある社会に変わることが必要である」 との意気込みで書いてあります。購入して読むことで参考になることもあるようです。

 秋の夜長のつれづれに、読書と洒落こんでみられてはいかがでしょうか?

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